Listening to Peopleとは
Listening to Peopleは、(複雑性の)トラウマや物質使用と共に生きる人たち(ここでは”当事者”と表現します)の経験を共有することを目的としたウェブサイトです。
本ウェブサイトでは、当事者がどのように自身の抱える症状や困難と付き合い、何に困り、何を求めているのかといった、支援者の立場からは発信することができない当事者の想いを発信・共有することを通して、専門家の片面的な価値観からは見えてこない、様々な当事者の声を共有できたらと考えています。
どうして当事者の声なのか
当事者の声を聞くことには様々なメリットやエビデンスがある事は近年多くの研究から知られています(詳細については、管理人の記事をご覧ください)が、根底にあるのは、私自身が様々な当事者の声を聞くことを通して支えられ、勇気づけられてきた事、また同様に当事者の声を聞くことで生きづらさが和らいだ人たちにお会いしてきたことがあります。
従来、ツイッターをはじめとしたSNSでもこういった当事者からの発信はありますが、どうしてもタイムラインが流れてしまうと情報が埋もれてしまい、タイミングを逃すと貴重な言葉にうまくアクセスできないという課題を感じていました。そのため、本ウェブサイトではアーカイブ的に様々な当事者からの発信をカテゴリーごとに整理することで、時間が経過した後も色々な声にアクセスしてもらえたらと考えています。
当事者の声を募集します
本ブログでは、管理人が発見した、英語圏の当事者のエピソードなど、当事者からの発信を日本語に翻訳し、日本の当事者の回復のヒントを提供する事を目指します。またあわせて、薬物使用やトラウマに悩む日本の当事者で、本サイトでの発信も広く受け付けています。内容が本ブログの主旨に合えば医学的診断の有無は問いません。
ご自身の発信活動や発見した情報を外部リンクで紹介してほしいといった希望や、直接の投稿も歓迎です。原則的に管理人が検閲することはせず、個人への攻撃やヘイトが含まれる内容でなければ、そのまま掲載いたします。発信してもいい、同じ境遇に悩む人に自分の経験を知って、少し生きやすくなることにつながるかもしれないと思う人は、本ページのCONTACTか、管理人のTwitterからご連絡ください。
コメントする際のお願い
ブログの各記事にはコメントができるようになっていますが、これは、当事者の方がブログを読んで感じた想いを自由に共有できるよう意図して設けられています。自分の想いや共感などを自由につづっていただけたらと思いますが、コメントに際しては①支持的なコメントを心がけ、非難批判はしない事、②自分の診断を求めたり、他者を診断したりすることはしない事、というふたつのルールを守っていただくよう、お願いします。
管理人について
管理人は、薬物使用などの嗜癖問題に悩む人たちやその家族、また問題のある薬物使用と結びつく、トラウマに悩む人たちの支援をしている支援者です。臨床心理士・公認心理師を所持しており、支援と研究を行っています。
本サイトでは、あくまで匿名の管理人として運営していますが、本サイトへご自身の声を投稿したいけど、安心のためどういう人が管理しているのか知りたい、という方に対しては個別で個人情報をお伝えすることができますので、ご連絡ください。 ここはあくまで、英語圏や日本語圏に暮らす、(複雑性の)トラウマや薬物使用のある当事者の声を集め、つなげることを目指す完全無償のウェブサイトです。そのため、管理人は一切の収益を得ていません。著作権は各々の発信者に帰属しますので、許可のない二次転用は原則お控えください。